東海愛知新聞バックナンバー

 1月26日【木】
笑顔と感謝のステージに

光ヶ丘女子高合唱部 40回目の定演

3月刈谷 恩師との別れ

光ヶ丘女子高校合唱部の定期演奏会が3月25日午後2時から、刈谷市総合文化センター(アイリス)で開演する。

同部は、練習成果を発表する場として毎年定期演奏会を開催しており、今年で40回目の節目を迎える。また、40年間同部の顧問教諭として部員らの指導に当たっていた白鳥清子教諭が今年度を最後に同校を去ることから、部員らにとっては白鳥教諭とともに作り上げる最後の公演でもある。

例年と同様に3部構成で行われ、第1部では作曲家の信長貴富さんを招き、同部が「第69回全日本合唱コンクール全国大会 高校の部」で金賞を獲得した楽曲「悪意」を含め、信長さん作曲による8曲を披露。当日のステージ音源は、後日CDとして発売される。

第2部「世代を超えて」では、同部OGによる「HIKARI BRILLANTE」、保護者らの「瑠璃色の会」と部員らが共演。1、2年生のハンドベル演奏のほか、3年生とOG、保護者による「群青」「心に花を咲かせよう」といった東日本大震災に縁深い曲で、震災の記憶と被災者の思いを歌い継ぐ。

第3部は「笑顔よ届け」と題し、大切な“あなた”に向ける「やさしさで溢れるように」、幸せや笑顔を歌う「ハピネス」、白鳥教諭をはじめ、これまで同部を支えてくれた人への感謝の気持ちを込めた「花束を君に」の3曲で構成。聴いた人が笑顔になれるようなポップスを、花束をイメージして手作りした鮮やかな衣装を着て歌い上げる。

3年で部長の板津美穂さんは「今回は記念すべき40回目と同時に、白鳥先生と一緒に作る最後の定期演奏会。これまで多くの人の協力があってここまでやってこれた。笑顔と感謝の気持ちを届けられるようなステージにしたい」と意気込む。

チケットは全席指定で900円。申し込みは、チケットぴあ(Pコード316-610)で。

問い合わせは、同校(51―5651)へ。(大山智也)