東海愛知新聞バックナンバー

 12月20日【火】

迎春準備着々と

岡崎市内 干支の置物と門松設置

平成28年も残すところあと12日。岡崎市内各地では着々と迎春準備が進んでいる。(今井亮、竹内雅紀)

紅白の「酉」 六所神社

明大寺町の六所神社(大竹いつき宮司)で、元日午前0時から市内のペン画家・柄澤照文さんが制作した干支「酉」の置物が授与される。

縁起物として同神社で毎年展開されている2種類の置物で、十二支を集める収集家もいるほど。今回は白と赤のニワトリ。赤はトサカなどが金色に彩られ、新年のめでたさを表現。にこやかな表情で、それぞれ体の両面に「笑」「福」の文字が入っている。

各150体。1,500円。例年、元日の正午までにはなくなるという。

本堂前に一対 一畑山薬師寺

藤川町の臨済宗妙心寺派一畑山薬師寺(大峠泰信管長)では境内の本堂前に巨大な門松が設置された。

信者ら約50人が10日から製作に取り掛かった。長さ5メートル以上にもなる松や竹を中心に梅も用意され、直径約1メートルの土台に真っ赤なセンリョウ、白や紫色の葉ボタンなどが飾り付けられ、18日に1対が完成した。

晴天に恵まれた19日には参拝者が足を止めて、その巨大さに驚き、「立派だね」と言ったり、カメラに収めたりしていた。

このほか、本堂の大掃除や参道・遊歩道の落ち葉掃き、側溝の掃除、ごみ拾いなどが広大な敷地の中で手分けして行われており、1年のけがれをはらい、来る新年の開運招福を願っている。