東海愛知新聞バックナンバー

 10月7日【金】

歩行者の利便性確保

JR岡崎駅 ペデストリアンデッキ整備へ

岡崎市は、JR岡崎駅東の市有地(1万1000平方メートル)に整備される公園を核とした複合商業施設に並行して計画してきたペデストリアンデッキの整備概要をまとめた。

同駅の線路上を東西に横断する平成2年完成の既設の自由通路(81メートル)と連結させる。新たに整備されるペデストリアンデッキは駅の南東に予定される複合商業施設までを結ぶ約100メートルで、途中に駅前広場を横断する約40メートルの延伸通路を設ける。幅は3〜6メートル。

平成29年10月ごろに着工、31年10月の完成を目指す。整備費用は約14億円で、国の補助金交付を見込んでいる。既設の自由通路は一帯の区画整理で19年に東に43メートル延伸されている。

複合商業施設は、同駅と同市シビックセンターを交流拠点とした市南部の「シビックコア地区整備」事業の1つ。敷地内にはコンベンションホール、10室程度の高級ホテルを備えたレストラン(オーベルジュ)、公園などが設けられる。

平成5年に市がシビックコア地区整備に着手してから、民間企業による商業を中心とした複合施設の進出は初めて。(今井亮)