東海愛知新聞バックナンバー

 10月2日【日】

式典とアトラクション

岡崎市民会館リニューアル
きょうこけら落とし

昨年9月1日から1年間にわたる初めての大規模な改修を終えた岡崎市民会館が1日、リニューアルオープンした。生まれ変わった館内のホール「あおいホール」で行われた記念式典と披露されたアトラクションには約200人が出席。きょう2日は、市文化協会の登録団体によるこけら落とし公演がある。(今井亮)

アトラクションの出演は光ヶ丘女子高校ダンス部。ピンクレディーの楽曲「UFO」を基調にしたり、「選挙」をテーマにしたりとコミカル性で魅せる一方、民族感の強調や前衛的な「コンテンポラリー」と、奥行きが4.3メートル拡張された舞台の隅々まで使ったバラエティー豊かなダンスを披露した。

きょう2日のこけら落とし公演は、邦楽とクラシック・コーラスの2部構成で、市文化協会に登録する長唄、正調岡崎五万石・岡崎小唄、民謡、日本舞踊、大正琴、コーラス、合唱など13団体が出演。和楽・洋楽の合同ステージがフィナーレを飾る。

今回の改修のメーンとなるホールは舞台の奥行きを拡張したほか、座席数を改修前の1516席から1100席に減らした代わりに、1席当たりの前後左右のスペースを拡大。2階席は舞台に向けて座席を配置したことで、舞台の見やすさが向上した。

音響は音質の向上をはじめ、残響時間が1.8秒となり、従来に比べ0.2秒長くなった。満席の状態でも1.6秒を維持するという。