東海愛知新聞バックナンバー

 8月21日【日】

匠の技を体験・実演

きょうまで 商工会議所でおかざき匠の会15周年イベント

岡崎市内に息づく伝統工芸や地場産業などの職人・作家で構成する「おかざき匠の会」の設立15周年記念イベント「江戸のふるさと 岡崎 匠まつり」が20日、岡崎商工会議所大ホールで始まった。きょう21日まで。(今井亮)

市制施行100周年記念事業「新世紀岡崎チャレンジ100」に採択されているイベントで、初日は会員55人のうち35人が参加した。「見せる! 魅せる! 匠のわざ!」と題して、エントランスホールには石工品、三河仏壇、八丁味噌を展示。「誕生」「入学」「成人」「結婚」「新築」「長寿」「葬祭」という人生の節目にちなんだ作品、商品も並んだ。

ホール内では有料の体験ワークショップと製作実演を企画。書道の「草筆教室」を主宰する書家の丹羽勁子さんのワークショップでは、丸いうちわにしたためた書にシールを貼ってカラフルに演出。和太鼓、雛人形、表装の製作実演では、緊迫感あふれる職人技に来場者が息を飲んだ。

特別講演として、西尾市出身の画家・齊藤吾郎さんが「今と昔の職人」と題して講演。クイズを交えた万年青や油脂に関する業界関係者の講演もあった。

最終日は体験ワークショップや製作実演を行う会員が入れ替わるほか、おかざき塾歴史教室を主宰する市橋章男さんの特別講演(午前11時)がある。イベントは午前10時から午後5時まで。