東海愛知新聞バックナンバー

 7月10日【日】

身近な物で応急処置

岡崎 幼児を守る講習会に親子18組

岡崎げんき館で9日、講習会「幼児を守る親子教室」が開かれた。就学前の子を持つ家族18組(大人24人子ども18人)が参加し、日常生活で起こりやすい事故の予防法や身近にある道具を使ったけがの応急処置法を学んだ。(横田沙貴)

岡崎市赤十字奉仕団員らが講師を務めた。赤十字幼児安全法指導員資格を持つメンバーが、家の中で起こりやすい事故として

  1. 階段や窓、ベランダからの転落
  2. テーブルの角に頭をぶつける
  3. 開き戸や引き出しを開けて手を挟む
  4. 机の上にある物を飲み込む

―などを挙げた。

対策として、ホームセンターなどで購入できる扉開閉防止グッズなどを紹介した後、「危ない物は子どもの手に触れられないように分け、子どもには何度も言い聞かせて」と話した。

また、ハンカチやパンティーストッキング、レジ袋などを使ったけがの応急処置法も紹介。頭を負傷した時は、ハンカチで負傷箇所を押さえた後、裏返したストッキングを頭にかぶせ、足部分の布地をひものように使って固定させた。参加者は、パートナーや子ども、奉仕団員らと協力しながら応急処置の方法を何度も試していた。

岡崎女子大・短大の学生による遊具遊びや手遊びの時間も設けられた。