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 7月2日【土】

岡崎市制施行100周年祝う

記念式に2700人 今後の飛躍、発展祈る

岡崎市制施行100周年記念式が1日、岡崎中央総合公園武道館で開かれ、来賓を含む約2700人(主催者発表)が出席した。内田康宏市長は同市が歩んだ100年間を振り返った上で、「行政の一方的なサービスや行財政の自然成長に頼るのではなく、新しい価値観で市政運営を進めていく必要がある」と、これからの100年間を見据えた。(今井亮)

式では市勢発展に功労・功績のあった154人と17団体を表彰。今年度創設された「市民栄誉賞」は、芸能・スポーツ分野で長年の功績があった同市出身者などの7人と1団体が受賞した。

市民栄誉賞の受賞者で、この日出席した日本人初のF1レーサーの中嶋悟さんや音楽グループ「ガロ」の大野真澄さん、俳優の平泉成さん、元プロ野球選手の木俣達彦さん、元卓球選手の徳永尚子さんには内田市長から表彰状が贈られた。同市出身の平泉さんは「19歳で俳優の世界に飛び込んだ。既に他界し、雲の上から見てくれている両親に初めての親孝行ができたと思う。これからの市の発展を祈っている」と喜びを語った。

最後は「こども100年宣言」と題し、市内20中学校の生徒代表が、未来の担い手として意志を表明。各校の表明に続いて、竜南、岩津両中学校の男女生徒が「夢を紡いだ岡崎の先人のように、平和な世界をつくるおかざきっ子になります」と高らかに声をそろえた。

式後は歌劇、合唱、吹奏楽の記念演奏会と光ヶ丘女子高校のダンスパフォーマンスなどのアトラクションがあった。