東海愛知新聞バックナンバー

 5月3日【火】

市民主導の活用を

8日 籠田公園で母の日イベント

岡崎市籠田公園で「母の日」の8日、「はは(母)」や「八十八夜」などを掛けて「88フェス」と題したイベントが開かれる。地元の篭田商店街会長を務め、5年かけて同公園の芝生化に取り組むなど市民主導による同公園の活用に取り組む天野めぐみさんらでつくる実行委員会主催。

ドリップコーヒーの要領で、だし汁をハンドドリップして入れる「ミソスープ」のカフェ(スタンド)を東京で営む「大晦日」を招く。ステージでは午後2時から、「まるや」の浅井信太郎、「カクキュー」の早川久右衛門の八丁味噌二大老舗味噌蔵の両代表と、マルサンアイの伊藤明徳会長らによるトークセッションもある。

このほか、アコースティックライブ、インド・ベトナム料理やハンバーガーなどのフードメニュー販売、園内芝生での青空ヨガも。会場内ではショップやワークショップのブースが並ぶ予定で、雑貨、中古レコード、古本、多肉植物などの販売や体験イベントを企画している。午前10時〜午後5時。

イベントに要する経費の30万円は、インターネット上で投資を呼び掛ける「クラウドファンディング」で募った。投資者には、当日会場で味わえるゴルゴンゾーラチーズを使ったライスコロッケ、88フェスオリジナルのミソスープの予約、トークセッションの観衆などを1,800円(当日は2.000円)で提供するなどの特典がある。

また、まるや、カクキューの協力で、カカオ豆にこだわったチョコレート「ビーン・トゥ・バー」を大豆に置き換えたチョコ型味噌「ミソ・ビーン・トゥ・バー」を開発。クラウドファンディングの目標額達成に伴い、商品化も検討するという。

「にぎわいの絶えない籠田公園にしたい」と、天野さん。「岡崎(籠田公園)でミソスープスタンドを実現させ、市民主導の公園活用の足掛かりにしたい」と話している。(今井亮)