東海愛知新聞バックナンバー

 2月19日【金】

渋滞緩和などに期待

26日に4車線化 安城―西尾間の国道23号BP

4車線化工事が進められている名豊道路国道23号岡崎バイパス藤井インターチェンジ(IC、安城市)―西尾東IC(西尾市)間(約4キロ)で、26日午前から上り線(豊橋方面)側の応急防壁が順次撤去され2車線となり、上下線合わせて完全4車線化される。荒天時は29日以降に順延。

同区間は今年度中の利用開始を目指して昨年9月30日に4車線化工事を開始。中部地方整備局名四国道事務所によると、天候に恵まれ、車線切り替え作業などがスムーズに進み工期が短縮したため、開通時期を前倒した。12月17日からは下り線(名古屋方面)側の車線が2車線化している。

4車線化により

  1. 名豊道路本線・周辺道路の渋滞緩和
  2. 物流の効率化
  3. 観光地へのアクセス向上

―などが期待される。同事務所は「これまで藤井IC―西尾東IC間は慢性的に渋滞する地域だったが、既に2車線化した名古屋方面の道路では渋滞が緩和している」と効果を強調している。

名豊道路は豊橋市と名古屋市をつなぐ全長72.7キロ。岡崎バイパスは安城西尾IC(安城市)―幸田芦谷IC(幸田町芦谷)間の14.6キロ。現在、蒲郡IC(蒲郡市)―豊川為当IC(豊川市)間9.1キロが未開通。全線開通時期は未定。(横田沙貴)