東海愛知新聞バックナンバー

 1月26日【火】

市長が緊急アピール

岡崎 交通死亡事故早くも3件

今年に入ってから岡崎市内で既に3件の交通死亡事故が発生していることを受け、内田康宏市長は25日、市福祉会館で開かれた市交通安全推進協議会の総会で交通死亡事故抑止に向けた緊急アピールを行った。

市内では、16日に酔っ払った状態で道路に立っていた男性(28)がトラックにはねられ、19日にバイクに乗っていた少年(19)が自損事故を起こし、それぞれ死亡。24日にも高隆寺町の市道で女性(48)が軽乗用車にはねられて死亡するなど、交通事故により3人の命が立て続けに奪われ、岡崎署管内(同市、幸田町)の交通事故死者数は24日現在で3人(前年同期比2人増)となった。

内田市長は「交通ルールを守り、交通事故をなくすことが岡崎市民全ての願い。しかしながら、市内の交通事故死者数は大変厳しい状況を迎えている」と強調した上で、「これ以上の犠牲者を出さないためにも、事業所や関係団体、地域住民の皆様と行政が一体となり、今まで以上に事故抑止に向けた取り組みを積極的に推進する必要がある」として、総会出席者約120人にあらためて協力を求めた。

市長による交通死亡事故抑止に向けた緊急アピールは、平成26年10月31日以来。同署は、きょう26日午前7時45分から、名鉄東岡崎駅で駅利用者に事故防止を呼び掛ける啓発活動を行う。(大山智也)