東海愛知新聞バックナンバー

 10月31日【土】

岡崎城まつり開幕

3日まで 家康公四百年祭のメーン

家康公四百年祭のメーンイベント「岡崎城まつり」が30日、岡崎公園多目的広場で始まった。泰平の世の礎を築いた徳川家康の軌跡をたどる映像を直径13メートル、高さ7メートルのドーム型テントに投影する「家康公夢シアター」を中心に、江戸時代の町並みが再現された「大江戸にぎわい横丁」、食事から健康に気遣ったとされる家康にちなんだ料理が楽しめる「食市場」などが設けられた。11月3日まで。(今井亮)

初日は前夜祭としてオープニングイベントがあり、グレート家康公「葵」武将隊が口上を述べた後に演武を披露し、幕開けを告げた。おかざきPR隊長を務める芸人コンビ「はんにゃ」の舞台のほか、きょう31日から最終日まで日替わりで限定販売される「天下泰平鍋」の豆腐鍋(江戸鍋)、牡丹鍋(葵鍋)、鹿鍋(将軍鍋)の4種類が一堂に販売された。価格は各800円で400食限定。

ステージの「おかざき大江戸座」では講談、落語、漫談、三味線大道芸、寄席、ガマの油売りなど多彩なパフォーマンスが予定されている。大江戸にぎわい横丁では唐辛子や薬などの物売り、木版画体験、墨落書き、「江戸の子ども遊び広場」では木曽馬・篭乗り体験、紙甲冑を着たスポーツチャンバラなどが楽しめる。

食市場では鍋4種類のほか、田楽、鯛飯おむすび、味噌の焼きむすび、衣に卵黄や卵白を使った天ぷら盛り合わせ、三河地鶏の焼き鳥、味噌おでんなどを販売する。メニューの価格帯は200円から2,000円。

時間は午前10時〜午後8時(最終日は午後5時まで)。同市観光課は5日間で3万1,000人の来場を見込んでいる。