東海愛知新聞バックナンバー

 10月10日【土】

悲願のバレーボール全国制覇

35歳以上女子 岡崎球友会

35歳以上を対象とした日本スポーツマスターズ全国大会がこのほど金沢市などで開かれ、バレーボール女子の部で岡崎球友会が初優勝した。12度目の挑戦での悲願達成に関係者は喜んでいる。

チームは約30年前に結成。昭和45(1970)年の第1回全国高校バレーボール選抜優勝大会(通称・春高バレー)で優勝した岡崎女子高校(現人間環境大学岡崎学園高校)のOGらが「卒業後もバレーボールができる環境を」と作った。

優勝メンバーの中心は40代。岡崎をはじめ県内各地から集い、社会人チームの経験がある選手もいる。毎年、全国大会での優勝を目標にして年明けから始動し、子育てや家事の合間を縫って週に1回、豊田市五ケ丘小学校で練習している。

昨年までの最高成績は3位。今回は強豪の静岡県のチーム、大阪府のチームに勝っての優勝だった。永江けい子監督(62)=岡崎市福岡町=は「今年こそはと意気込んで臨んだ大会。チーム全体の雰囲気もよく、気持ちの盛り上がりがプレーにもつながったと思う」と振り返った。(竹内雅紀)