東海愛知新聞バックナンバー

 8月5日【水】

熱中症搬送が急増

岡崎 「小まめな水分補給を」
2日に今年最多の16人

連日の猛暑で、岡崎市内で救急搬送される熱中症患者が後を絶たない。同市消防本部によると、日中の最高気温が36.6度を観測した2日は、今年最多となる16人が救急搬送された。

市内では、先月31日は5人だった熱中症患者が、35.9度を観測した今月1日は11人に増加。1日は花火大会、2日は岡崎城下家康公夏まつり最終日と、通常より屋外での人出が増えた背景はあったが、3日も10人が搬送された。

2日に搬送された16人のうち14人は、50歳以上。体調不良を訴えた状況は、球技大会などの屋外だけでなく、自宅や屋内の催事でも目立つ。高齢者は自宅にいてもエアコンを使わず、体調の変化に気付かない場合も多い。

市健康増進課は「我慢をせずにエアコンを使用し、のどが渇いていなくても小まめに水分を補給してほしい」とし、炎天下での運動や作業後は水分に加え、塩分の補給も呼び掛けている。(今井亮)