東海愛知新聞バックナンバー

 2月7日【土】

おかえりメール配信

岡崎市 徘徊高齢者の発見へ

岡崎市は、認知症高齢者見守りネットワーク事業の一環で、徘徊で行方不明になったお年寄りの情報を発信する「岡崎おかえりメール」の配信を開始する。現在、登録者を募集している。

同メールは、パソコンや携帯電話、スマートフォンに行方不明になったお年寄りの捜索に役立つ特徴や状況などを一斉配信する。また、登録した情報は認知症に関する講演会や講習会の案内といった啓発活動に利用することもある。通信料は登録者の負担になる。

ほかの市町村では類似したシステムはあるが、同市では徘徊による行方不明者の情報発信は初めて。登録は市ホームページか、登録用メールアドレス(t-okazaki-huku @ sg-m.jp)へ空メールを送信。市役所などで配布しているチラシのQRコードからも登録できる。

また、徘徊の心配がある高齢者の事前登録も始まっている。登録された情報は市長寿課、岡崎署、地域包括支援センターで共有し、希望者は地域包括支援センターでの地域ケア会議などで身近な支援者に情報提供される。

問い合わせは長寿課(23―6836)へ。