東海愛知新聞バックナンバー

 12月3日【水】

衆院選 師走決戦突入

愛知12区は三つどもえ戦に

第47回衆議院議員総選挙が2日、公示された。2年ぶりの師走決戦は、14日の投開票に向けて12日間の選挙戦に突入した。(衆院選取材班)

愛知12区(岡崎・西尾市、幸田町)には、共産党新人の牧野次郎氏(56)、維新の党前職の重徳和彦氏(43)、自民党前職の青山周平氏(37)の3人が立候補した。同区からの立候補を予定していた民主党前職の中根康浩氏(52)は比例東海ブロック単独立候補に回った。県庁で立候補の届け出を済ませた同区の3氏は、岡崎市内などで出陣式・出発式を行い、支持者らを前に第一声を上げた。

県内15選挙区の中で最も有権者が多い12区は自民、維新、共産の三つどもえ戦に。各候補者は寒風吹きすさぶ中、街頭での演説を通してそれぞれの主張を熱く訴えた。

公示直前に、維新との選挙区調整の末に民主が小選挙区立候補を回避した影響がどう出るかが注目される。

愛知11区(豊田=旧稲武町を除く=・みよし市)は、自民党前職の八木哲也氏(67)、民主党前職の古本伸一郎氏(49)、共産党新人の牧田充生氏(60)が立候補。12区同様3人の争いとなり、選挙区内各地で支持を呼び掛けた。

1日現在の選挙人名簿登録者数は12区が45万9593人(男23万986人、女22万8607人)、11区が37万472人(男19万3555人、女17万6917人)。