東海愛知新聞バックナンバー

 10月9日【木】
岡崎

救助隊 御嶽山へ出発

岐阜県と長野県にまたがる御嶽山(3,076メートル)の噴火で、緊急消防援助隊愛知県隊として岡崎市救助隊が8日、岡崎市消防本部を出発した。きょう9日に山頂付近で安否不明者の捜索などを行う。

この日午前11時30分に28〜45歳の中消防署本署高度救助隊員5人が同本部を出発。「御嶽山での救助に出発します」と力強く決意を述べた。原田幸夫消防長は「現場はかなり厳しい状態と聞くが、10人ほどの安否不明者もおり、家族は一刻でも早く見つけてほしいと願っているはず。安全第一で救助を行い、どうか無事に帰ってきてほしい」と訓示した。

同市救助隊は、春日井市の中央自動車道内津峠パーキングエリアで西尾市消防本部、西春日井広域事務組合消防本部の救助隊と合流し、活動拠点となる長野県王滝村で野営。きょう9日早朝から山頂付近で救助活動を行い、同日中に下山する予定。

岡崎市救助隊を含む3隊は当初、2日に出発する予定だったが、山頂付近の天候が悪く6日に延期となり、6日も再び延期となっていた。今後は、山頂以外の場所で活動する後方支援隊の派遣も予定されているという。(竹内雅紀)