東海愛知新聞バックナンバー

 9月28日【日】

五輪メダリスト ワイナイナ選手招く

岡崎 ランニング教室に200人超

岡崎市体育協会などが主催する「ランニング教室」が27日、岡崎中央総合公園で開かれた。講師は、五輪メダリストで現役ランナーとして活動する傍ら、各地のマラソン大会にゲストランナーとしても参加している、ケニア出身のエリック・ワイナイナ選手。小学生〜大人200人以上が、憧れのメダリストから指導を受けた。(大山智也)

午前中に行われた小・中学生の部では、最初にワイナイナ選手がマイクを手に流ちょうな日本語で自己紹介。学校に通うため、毎日のように片道約10キロの通学路を走ったこと、その後走ることの楽しさを知り、本格的に陸上競技を始めたことなど、順を追って話した。

その中で「どんなスポーツでも、メンタル面は一番重要。自分を信じて、競技を楽しもうとするのが大切」との助言に、子どもたちは真剣な表情で聴き入っていた。

話が終わると、ウオームアップをしてから、ワイナイナ選手を先頭に全員でトラックを1周し、フォームを確認。ワイナイナ選手は、「走っているときは腕を振るのが大事。腕をしっかり動かせば足は動く」と言って、上半身の使い方を動きを交えて解説した。子どもたちは、早速習ったことを実践しようと、腕の振りを意識しながら3、4周を駆け抜けた。

ほかにも、スキップとランニングを組み合わせた練習や、ワイナイナ選手直筆のサインの抽選会などもあり、参加者は「ワイナイナ選手に会えてうれしい。ためになることをたくさん聞けた」、「きょう習ったことを積極的に実践したい」と満足げに話した。