東海愛知新聞バックナンバー

 9月11日【木】

来月4日 生理研特別講演

一般公開で科学を身近に
  • 鳥インフル爆発感染
  • アルマ望遠鏡
  • 肥満と痩せ
  • 褒めることを科学する

岡崎市明大寺町の自然科学研究機構生理学研究所は10月4日、3年に1度の一般公開を行う。特別講演として4人の科学者を起用したり、さまざまな体験コーナーを企画したりして科学の面白さを知ってもらう。

特別講演では、東京大学医科学研究所の渡辺登喜子特任准教授が鳥インフルエンザ世界大流行について、国立天文台の井口聖教授が南米チリにある電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」について話す。

井本敬二所長は「感染症については正しい知識を持って対応し、被害を少なくすることが大切」としている。このほか、生理研の箕越靖彦教授が肥満と痩せることについて、定藤規弘教授が褒めることについて、それぞれ講演する。いずれも事前予約不要。

また、21研究室が公開され、うそ発見器の実演やスマートフォンを使った顕微鏡画像の拡大、マウスの生きた心臓を取り出して観察するなど体験コーナーを多く設ける。

アンケート回答者には7月に誕生した生理研の公式キャラクター「のう君」のイラストが入ったオリジナルノート、会場内で5つのスタンプを集めるとボールペンがプレゼントされる。さらにオカザえもんも登場する。

午前9時30分〜午後5時(受付終了は4時)。入場無料。問い合わせは、同機構岡崎統合事務センター総務課(55―7700)へ。(竹内雅紀)