東海愛知新聞バックナンバー

 7月23日【水】

伊賀川で「川まつり」

岡崎 親子ら1000人が金魚つかみ

梅雨が明け、本格的な夏が到来した22日、岡崎市内を流れる伊賀川で「第41回川まつり」が開かれた。蒸し暑い中、1000人以上の親子連れが金魚つかみや金魚すくいを楽しみ、涼しげな夏の思い出を作った。(大山智也)

川まつりは、伊賀川の河川美化・保護活動に取り組む「伊賀川を美しくする会」が、多くの人に伊賀川の自然に親しんでもらおうと毎年開催。今年も清水橋(小呂町)〜竜城橋(康生町)の6会場で、約2万匹の金魚を放流し、河川改修工事の関係からほか2会場で金魚すくいをした。

メーン会場でもある図書館交流プラザ西側の竜城橋、三清橋間では、例年よりも多い約400人がイベント開始前に集合。参加者は親子連れが多く、子どもたちは水で濡れてもいいように、水着や薄着にサンダル姿となり、金魚を捕まえるための網やバケツ、かごなどを手にしていた。

午前10時の放流と同時に、子どもたちは勢い良く水しぶきを上げながら川の中へ。保護者もその後に続くと、まだ1カ所に固まっている金魚を捕まえようと網を振るった。

開始からしばらくたつと川の水は土や砂で濁り、水中に目を凝らしながら金魚を探す“かくれんぼ”状態に。参加者は前かがみになりながら注意深く観察し、金魚を捕まえると「やった、捕まえた!」と声を上げ、川岸に向かって網を掲げてみせた。

何匹も捕まえて満足したのか、それともまったく捕まえられなくて飽きてしまったのか、途中から川の中で寝そべったり、鬼ごっこをしたりして遊ぶ子どもたちもいた。