東海愛知新聞バックナンバー

 6月26日【木】
市制100周年 家康公顕彰400年

市民総出で祝う

岡崎市は25日、2年後に控える市制100周年記念事業と、100周年プレ事業に当たる来年の徳川家康公顕彰400年記念事業の現況を発表した。2年続けての節目の年に特色を生かした事業を行い、地域のさらなる発展を目指す。両事業の詳細は今秋明らかになる見通し。(竹内雅紀)

市制100周年は、7月1日に岡崎中央総合公園武道館で記念式典を行うほか、特別事業としてスポーツや芸術、科学、音楽の分野で一流の選手や専門家らと子どもたちが触れ合うイベント「HOPEプロジェクト」を計画。岡崎公園を中心に開かれるイベントを再編して季節ごとに行う「四季祭」、乙川リバーフロント地区整備事業、ジャズや歴史を生かした事業が予定されている。

リバーフロントの全体事業規模は60〜70億円、新設する人道橋の事業費は10数億円になる。桜の名所づくりを目指す「岡崎さくら100年プロジェクト」は、ソメイヨシノと同時期に咲く品種ジンダイアケボノの植樹を27年10月から行う。

■ロゴマーク投票

市は100周年を記念したロゴマークを市民投票で決める。候補は3つで、期間は7月1日から31日まで。市民であれば誰でも投票できる。問い合わせは、100周年記念事業推進課(23―6100)へ。

また、記念事業をPRする岡崎応援キャラクター隊11体が発表された。7月1日から活動する。キャラクター隊は次の通り(カッコ内は所管)。

■来秋に岡崎城まつり

徳川家康にゆかりの静岡、浜松両市と連携して行う顕彰400年記念事業は、来年1月24日に静岡市でオープニング、12月26日の岡崎市でエンディングの式典を行う。

岡崎市では10月30日から11月3日までの5日間、岡崎公園多目的広場でメーン事業「岡崎城まつり(仮称)」を開く。徳川家康の偉業、功績をたたえる大型映像や江戸時代の風情や文化、食、遊び体験など。このほか、3市記念切手の発売やグルメの新メニューの開発、PR用のラッピング電車の走行などが企画されている。

今年12月26日には静岡大学名誉教授の小和田哲男さんの記念講演会がある。