東海愛知新聞バックナンバー

 4月26日【土】

オカザえもんの着るサロペット製作

岡崎 愛知学泉短大の学生
ファッションイベントに参加

岡崎のご当地キャラ「オカザえもん」に服を作ろう―。25日、オカザえもんが岡崎市舳越町の愛知学泉短大で学生に、体の寸法を測ってもらった。名古屋市で5月18日に行われるイベント「NAGOYA KAWAii!!(ナゴヤカワイイ)」で、東海三県のご当地キャラが集まるファッションショーにオカザえもんが短大生の作った服を着て参加するためだ。(横田沙貴)

服の制作には生活デザイン総合学科の長谷川えり子教授のゼミに所属する2年生18人が携わる。今月上旬から1人1点デザインを考えた後、16日に決定。今年の流行を取り入れ、デニム生地を使ったサロペット(胸当て付きズボン)を作る。

サロペットは脚が長く見え、オカザえもんの細身を強調する。またスポットライトが当たったときにきらきら輝くようにと、脚にはスパンコールを使ったオカザえもんワッペンを付ける。デザイン画を見たオカザえもんは「かわいくなれそうでござる」と筆談した。

長谷川教授と学生2人は、オカザえもんの体にメジャーを当てて採寸。脚の長さやウエスト、胸の厚みなどを測った。その後、デニム生地2種類とワッペンをオカザえもんにあてがい、どの布地がいいか確認した。

オカザえもんを初めて見る学生もいて、「頭が大きい」「背が高い」「猫背だけどモデル体型」と話していた。

採寸に立ち会った倉内美咲さんと松岡実沙樹さんは「ウエストの細さと身長の高さにびっくりしました。オカザえもんのスタイルが生かせるよう気を付けて作りたいと思います」と意気込んだ。

■“ナゴヤカワイイ”

ナゴヤカワイイはファッションショーと音楽ライブを行う、東京・原宿発のイベント「HARAJUKU KAWAii!!」の名古屋版で、名古屋での開催は初。

岡崎を中心にイベント企画・運営などを行う大学生の集団「DASHMAN」(齋藤采佳代表)がナゴヤカワイイ実行委員会として運営協力しており、学泉短大にオカザえもんの服の制作を依頼した。

学生が企画・運営をするステージイベント3つを担当。この1つにご当地キャラファッションショーがある。岡崎市、名古屋市、三重県伊賀市、岐阜市の4都市のご当地キャラが、その地域で服飾デザインなどについて学ぶ専門学校生・大学生が作った服を着て登場する。

齋藤代表は「岡崎の人に、ぜひオカザえもんの晴れ姿を見てほしい」と話していた。

ナゴヤカワイイは、名古屋市中村区のライブハウス「Zepp NAGOYA」で開催。午後4時30分開演。チケットは前売り3,500円、当日4,000円。問い合わせはDASHMAN事務局(57―8636)へ。