東海愛知新聞バックナンバー

 4月22日【火】

議会活動や役割説明

幸田 初の報告会に50人、意見交換も

幸田町議会は20日、議会報告会を町中央公民館で開き、町議員16人が町内外の約50人の前で議会の役割を説明した。町民に広く議会の活動を知ってもらい、意見交換の場を持ちたいと議員たちが初めて企画した。(横田沙貴)

町議らは開催時期や報告内容などを1年かけて協議し、報告と意見交換会の2部構成で行った。大嶽弘議長や、3常任委員会と4特別委員会ごとに、委員長が議会運営の概要や委員会の目的などを話した。

主に3月定例会の内容を報告。特に、町の“財布事情”を知ってもらいたいと、今年度当初予算に関しては、グラフを多用した資料を使用。1事業にどれだけの予算が充てられ、どのような役割を持っているかなど、財政面の解説を重点的に行った。

意見交換会では報告での疑問点に対する質問や、町の福利厚生、文化財保存に対する意見が出た。

「遠望峰山の『健康の道』は全長8キロほどの、自然豊かなとてもいいハイキングコースだが、トイレが近くに無く不便だ。頂上にトイレや東屋などの施設は造らないのか」という質問には、「遠望峰山頂上は民有地で、町の一存ではどうにもならない。だが分岐部分などなら可能かもしれない」と答えた。

芦谷の内藤茂雄さん(84)は「議員からこういった会を企画する声が上がることは、とてもいいことだと思う。生活に直結した町政の踏み込んだ話を聞きたかったので、もう少し質疑の時間が欲しかった」と話していた。