東海愛知新聞バックナンバー

 8月6日【火】
アジアジュニアテコンドー選手権

岡崎出身の竹内君 銅メダル

「将来の目標は五輪出場」

岡崎市竜泉寺町出身で韓国に留学している高校3年竹内一君(17)がこのほど、インドネシアで開かれた「第7回アジアジュニアテコンドー選手権大会」の男子48キロ級で銅メダルを獲得した。帰国中の竹内君は5日、市役所を訪れ、内田康宏市長に報告した。(竹内雅紀)

竹内君は小学5年のとき、韓国の国技で五輪種目にもなっているテコンドーを始めた。母朋子さん(43)が韓流ドラマで見たイケメン俳優の後ろ回し蹴りがテコンドー仕込みだったことがきっかけ。5歳から始めた空手と並行して練習していたが、中学2年でテコンドー一本に絞った。

高校はテコンドーの本場韓国に留学することを決意し、仁川にある高校に通いながら日々精進を重ねている。中学時代まで指導していた岡崎市昭和町の輝蹴会館長の申東準さん(46)とハングルでメールのやりとりができるまで現地の生活に溶け込んだ。

身長163センチ、体重50キロと小柄だがスピードを生かした蹴りを得意とする。2キロ減量して臨んだアジア大会では銅メダル、7月末に長野県で行われた全日本テコンドー選手権では高校生男子54キロ級で準優勝するなど伸び盛りだ。

「将来の目標は五輪出場」と語る竹内君は現在、来年のアジア大会(韓国・仁川)出場目指して練習に取り組んでいる。

内田市長は「若いうちから海外で修業することは自信につながる。期待しています」とエールを送った。