東海愛知新聞バックナンバー

 7月14日【日】

トリエンナーレ 来月10日開幕

岡崎は3カ所 東岡崎・康生・松本
現代美術作家12組が出展

3年に1度行われる国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」(8月10日〜10月27日)の詳細がこのほど発表された。名古屋以外で唯一の会場になっている岡崎では名鉄東岡崎駅、康生地区、松本町の3カ所で12組の現代美術作家の作品が展示される。(竹内雅紀)

東岡崎駅会場は岡ビルの3階にキューバ出身のゲッラ・デ・ラ・パスさんが場所や空間を作品として体験させる表現手法「インスタレーション」で出品。駅ロータリーでは元ビートルズのジョン・レノンさんの妻オノ・ヨーコさんのメッセージが披露される。

康生会場は、シビコ5、6階と屋上、康生通東の康生町バス停前(屋外)、旧連尺ショールーム、春ビルに作品が並ぶ。シビコ6階では岡崎市出身の志賀理江子さんが写真、屋上では同市を拠点に活動する男女ユニットのスタジオ・ベロシティーが建築作品を出品する。また、昨年の「岡崎アート&ジャズ2012」に参加した平川祐樹さんは旧連尺ショールームで映像を駆使した作品を披露する。

松本町では松應寺周辺のアーケードや空き店舗を活用。青木野枝さんは木造アーケードと旧美容室を使って作品を展示、丹羽良徳さんは空き店舗で映像作品を公開する。

作品展示以外にもシビコ5階でパフォーマンスを取り入れた企画や、普段一般公開されない建築物の特別公開、八丁味噌「カクキュー」の味噌蔵視察などの連携事業も予定されている。