東海愛知新聞バックナンバー

 6月25日【火】

参院選期日前投票所 前半は市役所本庁舎のみ

岡崎 立会人の負担軽減

岡崎市は24日、第23回参議院議員通常選挙(7月4日公示、21日投開票予定)の期日前投票所を前半8日間は市役所本庁のみにすると発表した。参院選は期間が長く、本庁以外の投票所(7支所)の立会人の負担を軽減するのが主な理由。国政選挙で市内の期日前投票所を限定するのは今回が初めて。(竹内雅紀)

市選挙管理委員会によると、参院選が4日公示、21日投開票の場合、期日前投票は5〜20日の16日間で、時間は午前8時30分〜午後8時。5〜12日は本庁東庁舎に限定し、13〜20日は7支所も加えた8カ所で行う。

前回(平成22年)の岡崎市内の投票率は60.60%で、17万6036人が投票。うち、前半8日間の期日前投票を7支所で行った有権者は全体の4.8%に当たる8456人だった。

各支所では総代や町内会役員が立会人を務めるが、期日前投票の期間が長いため人選が難航し、同じ人が複数回にわたって務めることが多くなっている。猛暑の中、長時間に及ぶことから高齢者には体調面の不安もあり、改善を求める声が寄せられていた。立会人は各所で2人必要。7支所で8日間見合わせると延べ112人分の負担が軽減でき、約700万円の経費削減にもつながる。

市選管では、7月1日号の市政だよりや有権者に配布する入場整理券、ポスターなどで周知する。また、選挙期間が参院選と同じ愛知県知事選(平成27年2月予定)も同様に前半の期日前投票所を限定する。衆院選や県議選、市長選、市議選は今まで通り。