蚊取り線香をたく容器に透かしの葵の紋―。板金溶接のレーザーサクセス（岡崎市宮石町、西垣英雄社長）は、得意のレーザー加工の技術を生かして家紋入りの蚊取り線香の容器を製品化した。ご当地グッズの1つとして近く、岡崎公園内の三河武士のやかた家康館で販売する予定。2,500円。

■デザイン応需

蚊取り線香はこれから“需要期”を迎える。内山景介常務取締役は「要望に応じて容器のデザインを増やしていきたい」と話している。

同社は自動車関連企業の機械加工、板金を行っているが、20年ほど前からバーベキューセットなど独自の製品作りにも挑戦。平成22年には燃料にプロパン、薪(まき)、炭でも利用できる防災用かまど「三味物語―絆」を開発。翌年の東日本大震災被災地の炊き出しでも活用された。

ほかにもペットが迷子になったときのために名前と連絡先を書いた首輪の飾り、ゴルフバッグのアクセサリーなど、注文に応じて「世界で一つだけ」の製品も手掛けている。

問い合わせは同社（45―7299）へ。