東海愛知新聞バックナンバー

 6月12日【水】

非常用発電機を寄贈

県LPガス協会岡崎分会などに感謝状
小学校10校に設置

岡崎市は11日、LPガス(プロパンガス)式発電機10基を市に寄付した愛知県LPガス協会西三支部岡崎分会と協同組合西三エルピーガス保安センターに感謝状を贈った。発電機は既に市内小学校10校に1基ずつ設置されている。

同発電機は非常時(停電時)に有効とされ、長期保管性にも優れている。出力900ワット、50キロのガスボンベで約110時間の運転が可能。インバーター(電力変換装置)付きで通信機器にも使用が可能という。1基当たりの重さは約13キロ、価格は工事費込みで約25万円。設置されたのは、矢作北、矢作西、矢作南、北野、六ツ美北部、六ツ美南部、六ツ美中部の災害時医療救護所設置校を含む7校と、孤立支援対策として宮崎、下山、夏山の額田地区3校。

内田康宏市長は「LPガスを使った発電機は災害時に電力の供給源として役立つ。有効活用したい」、山本守正分会長は「必要最低限の情報の確保も可能になる。将来的には市内の100カ所ほどに置きたい」と述べた。(竹内雅紀)