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 6月8日【土】

「観光大使」復活へ

内田市長が検討を表明

岡崎市議会6月定例会は7日、本会議を再開して一般質問を続行。山崎泰信(自民清風会)小木曽智洋(黎明)三浦康宏(自民清風会)柴田敏光(民政ク)山崎憲伸(自民清風会)鈴木静男(同)の6議員が登壇した。

山崎泰信議員が、観光振興のため、現在募集していない「プリンセスおかざき」や「観光大使おかざき」の復活についての考えをただした。

内田康宏市長は「今年初めて参加した家康行列で、親善都市や交流都市から、コンテストで選ばれた市を代表するミスたちが華を添えてくださり、そのPR効果はかなりなものと実感した」としたうえで、「今後、市内外から多くの観光客に来ていただけるよう歴史遺産を生かした観光まちづくりに向け、さまざまな事業に取り組んでいくのだから、PR展開する方法の1つとして『観光大使おかざき』の復活に向けて検討を進めていきたい」と答えた。

■市民対話集会 来月から10回

また山崎議員は、市長の公約にもあった市民対話集会の取り組みについて尋ねた。

甲村巌市長公室長は「7月下旬から小学校区を基本に、市長が直接地域住民に対し施策や市政の報告を行うとともに、さまざまな地域の要望や課題を把握するために市民対話集会を開催する。今年度は10回程度を考えている」と述べた。

■乙川流域の早期防災対策

小木曽議員が、乙川改修の完了までに、早期に市ができる防災対策について質問した。

清水仁司土木建設部長は「市が早期に対応できる防災対策としては、今年度、鉢地川合流点の保母町地内に土のう500袋を備蓄する倉庫の設置を計画している」と述べた。さらに「乙川左岸地区の美合町地内には浸水警報装置の設置を計画している。この警報装置の設置個所については、今後、地元との意見交換の中で決定し、地域住民に対して浸水情報を提供していきたいと考えている」と答えた。