東海愛知新聞バックナンバー

 2月9日【土】

岡崎市城北中 ロボコン全国V

3年生12人、市長に報告

岡崎市城北中学校3年生12人が7日、市役所を訪れ、内田康宏市長に1月末に東京で開かれた「第13回全国中学生創造ものづくり教育フェア 創造アイデアロボットコンテスト全国大会」(全国ロボコン)の優勝報告をした。(竹内雅紀)

■3、5位 プレゼン賞も

同校では昨年4月から3年生の技術・家庭科の授業で、1人1台のコンテスト用ロボットを製作。ロボコンは2台の対戦型で、それぞれが四角のコートに陣取り、相手コートに計43個の紙くずをいかに多く投げ込むかを競う。自陣地に紙くずが少ない方が勝ち。

校内予選を勝ち抜いた8台のうち3台が県大会でベスト4。チーム戦となった東海北陸大会では上位3位までを城北勢が独占した。32台が競った全国大会でもBチームが優勝(厚生労働大臣賞)、Kチームが3位、Aチームが5位と強さを見せた。Aチームは活動ぶりや工夫点を発表するプレゼンで好評価を得て、プレゼン賞も受賞した。

代表の鈴木崇大君は「学校全体での快挙はうれしい。1つの作品をみんなで作る楽しさ、協調性を学びました」と喜び、顧問の山田義仁教諭は「生徒たちの柔軟な発想には驚いた。仮想部分と現実部分が組み合わさったロボコンは教材として良かった。技能に加え、人間性やチームワークが身に付いた」と評価する。

同校OBでもある内田市長は「これをはずみに高校に行っても頑張ってほしい。皆さんがいれば、ものづくりが盛んなこの地域の将来も楽しみだ」とたたえた。

鈴木君を除く市長訪問生徒は次の皆さん。

島川波山、近藤マーク、田邊愛博、鈴木大輝、水野雅大、岩崎優、簗瀬隼太、市川桂也、齋藤祐一、木村太郎、竹内舜