東海愛知新聞バックナンバー

 8月8日【水】
あいちトリエンナーレ地域事業

■「まちなかジャズ」

岡崎で11月から講座やセッションも

11月1日から岡崎市内で開催予定のあいちトリエンナーレ地域展開事業岡崎アート&ジャズ2012」(12月2日まで)のジャズ事業の概要が6日、発表された。ジャズに関するイベントで来場者をもてなし、楽しんでもらうことを目的に事業名を「まちなかジャズ」と命名。主に市内のジャズボランティア4団体が企画して、実施する。(竹内雅紀)

■ボラ団体が企画・運営

現代美術のメーン会場となるシビコ近隣にある材木町の空き店舗を拠点(まちなかジャズスペース)とし、岡崎のジャズの歴史や内田修ジャズコレクションを紹介するパネル展やジャズ講座、レコードコンサート、ジャムセッションなどを行う。

また、岡崎公園内の能楽堂や市図書館交流プラザ(りぶら)でもジャズコンサートやジャズボーカルワークショップがある。11月17日の能楽堂では、「正調五万石」がジャズバージョンにアレンジされて、グレート家康公「葵」武将隊の新曲として披露される。同23日のりぶらでのワークショップは同市出身のジャズボーカリスト・今岡友美さんが講師を務め、中学生以上を対象にした20人を指導する。

このほか、ボランティア団体が製作したジャズ番組のラジオ放送や康生地区にスピーカーを設置してジャズ音楽を配信する。11月3、4日に行われる岡崎ジャズストリート2012に配慮して、ラジオ放送や音楽配信は控える。

ボランティア団体の1つ、ブルー・ウエーブ・ジャズ・フォーラムの柴田剛太郎理事長は「事業の中で、ジャズストリートについても紹介させてもらう予定。連携を図りながら、ジャズの街・岡崎を推進したい」と話した。

イベントなどの詳細は、岡崎市文化総務課(23―6615)へ。