東海愛知新聞バックナンバー

 7月19日【木】
岡崎・ロックエンゼルの会

■環境保全活動で知事表彰

「森と緑づくり税」を活用

岡崎市茅原沢町内で里山や湧き水の保全活動を行う「ちせいの里ロックエンゼルの会」があいち森と緑づくり森林整備事業推進に功績があったとして、愛知県知事表彰を受けた。会長の榊原茂夫さん(68)と相談役の松原晄三さん(78)が18日、岡崎市役所を訪れ柴田紘一市長に受賞報告をした。(竹内雅紀)

同会は平成15年10月に設立。同町の住民で構成され、現在の会員は40〜70代の25人。間伐や下草刈りで里山を維持管理しているほか、ホタルや希少昆虫の保護、湧き水を利用した日本酒の醸造など、毎月1回の定例会を通して環境保全活動を行っている。

今回は、愛知県が平成21年度に導入した森林環境税「あいち森と緑づくり税」約2,100万円を活用して22年度に整備した4.85ヘクタールの里山(蛍流の森)を、継続的に整備・管理している点が評価された。17日に名古屋市で行われた県森林協会の総会で、新城市の大野区とともに表彰された。

柴田市長は「素晴らしい。末永く里山を守ってほしい」とたたえた。榊原さんは「会は里山を何とかしたいと自主的に参加する人で組織されている。子どもからお年寄りまでが立ち寄ることができ、自然と触れ合える場を作りたい」と述べた。