東海愛知新聞バックナンバー

 5月29日【火】
静かな中に熱気

■初のスポーツ吹矢大会

岡崎中総武道館
東海ブロック 400人が出場

第1回スポーツ吹矢東海ブロック大会が27日、岡崎中央総合公園武道館で開かれた。愛知、岐阜、三重、静岡の各県スポーツ吹矢協会が主催。東海愛知新聞社など後援。小学3年生から80歳代までの約400人が出場。矢を吹く音と的に当たる音だけが響き、会場は静かな中にも熱気に包まれた。(大津一夫)

■腹式呼吸 健康に良い

会場の両脇に的が並び、選手は順番に、背伸びをするように大きく深呼吸し、的を狙って矢を吹いた。

1人5本ずつ、午前と午後の2回競技し、点数を競った。5本すべてが真ん中に的中する選手もいて、仲間から「すごい」と歓声が上がった。5人グループの団体戦も行われた。

半田市から仲間7人と一緒に出場した渡辺和子さん(71)は、「始めてまだ半年ですが、腹式呼吸をするので健康に良いです。きょうは競技会の雰囲気を体験しようと参加しました。少し緊張していますが、結果にこだわらず競技を楽しみたい」と話していた。

同協会中部・東海ブロック長の安井哲雄さんは、「礼に始まり礼に終わる競技です。年齢を問わずできるので、生涯スポーツの一つとして普及に努めたい」とPRしていた。

関係分の成績は次の通り(敬称略)。

【男子】
6メートル 3.佐藤康宏(岡崎六名支部)
【女子】
10メートル 2.後藤元美(岡崎翼支部)
6メートル 1.佐々木隆子(岡崎六名支部) 2.片山みゆき(同) 3.斉藤貴世子(同)
【団体】
1.岡崎六名支部
スポーツ吹矢
33センチ四方のボードに同心円の的が描かれ、中心から順に7点、5点、3点、1点のポイントになる。筒は長さ1.2メートル。実力に応じて6〜10メートルの距離から矢を吹く。日本スポーツ吹矢協会は平成10年に設立された。全国の競技人口は約2万7,000人。