東海愛知新聞バックナンバー

 5月23日【水】

■現代美術とジャズ

来年の「あいちトリエンナーレ」へ
岡崎市内で地域事業

あいちトリエンナーレ地域展開事業「岡崎アート&ジャズ2012」が11月1日から12月2日まで、岡崎市中心部一帯で開かれる。3年に1度の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」(来年8月10日〜10月27日)を翌年に控え、会場の1つとなる岡崎でも機運を盛り上げようと地域の特色を生かしたイベントが繰り広げられる。(竹内雅紀)

■11月1日〜12月2日

地域展開事業は、トリエンナーレ実行委員会と岡崎市の共催。

現代美術展は、前回のトリエンナーレ(2年前)に出展した作家3人を含む計13組の作家が作品を展示。設置場所は、シビコ6階・屋上、岡崎公園内の東隅櫓(すみやぐら)、7月にオープンする旧本多忠次邸、康生地区の空き店舗や伝馬通りなど。歴史的建造物や昭和時代の名残が漂う街並みを歩きながら、点在する作品を楽しむことができる。

関連イベントとして出展作家によるワークショップや作品解説ツアー、スタンプラリーなどが予定されている。また、市美術博物館で11月3日から現代美術作品や出展作家の収蔵品を一部展示する企画展を開催する。

ジャズイベントは、市内のジャズボランティア団体と連携して実施。12月1日午後6時30分から、市図書館交流プラザ(りぶら)で守屋純子オーケストラによるコンサートがあるほか、同館内の内田修ジャズコレクション展示室では、特別展示を11月1日から行う。

期間中の土、日曜日、祝日には「まちなかジャズ」を実施するが、詳細は未定。ただし、11月3、4日に行われる「岡崎ジャズストリート2012」との連携は予定していないという。

問い合わせは、実行委員会(052―954―6183)または岡崎市文化総務課(23―6975)へ。