東海愛知新聞バックナンバー

4月7日【土】

岡崎 「大変残念」と園長

■給食シイタケ セシウム検出

岡崎市は5日、市内の私立幼稚園で給食に使われた乾燥シイタケから改定前の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える1400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

乾燥シイタケは茨城県産。豊橋市の卸売業者を通じて、豊川市の業者が500グラムに袋詰めして60袋に加工。豊橋市の乾物店から岡崎市の販売業者を経由して、3月中旬に幼稚園に6袋が渡った。うち2袋は検査に出したが、4袋は3月21日に給食のうどんの具として提供。園児と職員合わせて528人が食べた。

その後の検査でセシウムの規制値超えが判明した。1人当たりの被ばく線量は少なく、健康被害は想定されないという。

園長は「子どもたちを守りたいという思いで検査を実施しました。結果については大変残念です。正しい情報を得るためにも検査は必要だとあらためて感じています」とコメントを寄せている。

乾燥シイタケは3月31日以前に生産されているため、新基準値(1キロ当たり100ベクレル)は適用されない。