東海愛知新聞バックナンバー

 3月27日【火】
岡崎ジュニアシンフォニックバンド

■仙台の八軒中と共演

10周年で「さわやかコンサート」

岡崎市内10中学校の吹奏楽部員でつくる「岡崎ジュニアシンフォニックバンド」が26日、市民会館で結成10周年の「さわやかコンサート」(東海愛知新聞社など後援)を開いた。東日本大震災で被災した仙台市八軒中学校の吹奏楽・合唱部との共演もあった。(竹内雅紀)

バンドは、葵、東海、六ツ美、矢作北、岩津、六ツ美北、矢作、甲山、竜海、南の10校で編成。演奏曲が仙台市内のラジオで流れたことがきっかけで八軒中との共演が決まった。同校吹奏楽・合唱部は吹奏楽、声楽、マーチングをすべてこなす全国大会常連校。今月22日の声楽アンサンブル全国大会では混成で銅賞、女声で銀賞に輝いた。また、被災後は避難所でコンサートを開いて被災者を励ました。

■皆さんの支えで元気になりました

この日は、バンドの10校がそれぞれ演奏した後、八軒中が避難所で歌った「あすという日が」や前日(25日)に同校を取り上げたテレビ番組「情熱大陸」のメドレー曲などを披露。部員は「被災後は歌うことを悩みましたが、皆さんの支えで元気になりました。歌や演奏で感謝の気持ちを伝えたいです」と述べ、圧巻の演奏と合唱を見せた。

バンドと八軒中は「オリジナルスマイル」や「ワシントンポスト」で共演。会場内には美しいメロディーとハーモニーが響き渡り、観客を魅了した。


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