東海愛知新聞バックナンバー

 11月26日【土】
岡崎市内の美術系3施設

■来年度から共通年間パスポート発売

リピーターの増加目指す

岡崎市内にある美術系3施設(美術博物館おかざき世界子ども美術博物館、美術館)の共通年間パスポートが来年4月1日から発売される。複数の美術施設共通の年間パスポートは珍しく、同市は導入によって各施設へのリピーターを増やしたいとしている。(竹内雅紀)

年間パスポートは1枚3,000円。3施設で販売し、売上金は各施設の収入として加算される。有効期限は、発売日の翌年の月末まで。

現在、美術博物館では企画展1,000円、収蔵品展300〜500円、子ども美術博物館は通年300円、美術館は年1回の企画展300円と入館料にばらつきがある。パスポートがあれば、1回ごとに入館料を支払わずに何度も足を運ぶことができる。

入館料以外の特典としては、3施設の展覧会情報の提供や美術博物館内のミュージアムショップの商品5%割引、レストランセレーノでの飲食代10%割引がある。また、岡崎城三河武士のやかた家康館の入場料も割引に。ほかの市関係施設でもサービスが受けられるように検討している。

担当者は「多くの市民にパスポート制度を活用してもらい、3施設の利用促進につなげたい」と期待を込めている。


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