東海愛知新聞バックナンバー

 10月12日【水】

■ベルマーク32万点 大船渡の学校へ

岡崎ボラ連 児童の手紙や遊具添え

岡崎市ボランティア連絡協議会(中根良一会長)はこのほど、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の小学校を訪れ、5〜8月に集めたベルマーク32万4,000点を寄贈した。中根会長は「岡崎市民の気持ちを直接届けることができて良かった」と話しており、今後も被災地支援を続ける考えを示している。(竹内雅紀)

ボラ連の中根会長と岩瀬学副会長は10月5日、岡崎市の第6次災害ボランティア派遣団として岡崎を出発。翌6日に大船渡市の甫領小学校を訪れ、全校児童が同校へ避難している同市越喜来(おきらい)小学校の遠藤耕生副校長にベルマークの目録を渡した。

海岸から約200メートルの位置にある越喜来小は東日本大震災で校舎の3階まで津波が押し寄せたが、繰り返し実施した避難訓練が奏功し、全員(57人)が避難して無事だった。同校が普段からベルマーク収集をしていることから、被災地支援のために岡崎市内の学校や市民に呼び掛けてベルマークを集めていた中根会長が寄贈先に選んだ。

ボラ連はこのほか、岡崎市山中小4年生が作成したビデオレターや岡崎小児童が書いた手紙、遊び用のロケット風船100個を寄贈。受け取った遠藤副校長は「ベルマークは年間に1万点集めるだけでも大変なこと。本当にありがたい」とお礼を述べ、何に活用するかは今後検討するという。

中根会長は「岡崎の子どもたちが被災地のことを真剣に考えているのが先方にも伝わった。今後は児童同士の交流もできたらと思う」と話している。


<<インデックスへ | <<前日のニュースへ

HOME