東海愛知新聞バックナンバー

 8月28日【日】

■岡崎・籠田公園を全面芝生へ

「緑化プロジェクト」市民ら160人

岡崎市籠田町の籠田公園で27日、市民ら約160人が芝生を植栽した。NPO都心再生協議会の共催事業「かごた公園緑化プロジェクト〜みんなで芝生を植えよう〜」の一環。参加者は同公園の全面芝生化に向けた第一歩に一役買った。(竹内雅紀)

今回、芝生を植えたのは公園6,800平方メートルのうち、南東部の約390平方メートル分。三角形と円形の2カ所のスペースを設け、2班に分かれて行った。芝生は岡崎市民球場や幼稚園、保育園で採用されている繁殖力の強い洋芝。マット状にしてそろえた。参加者は約4,000枚に小分けされた芝を三角形と円形の周囲から貼り始め、徐々に中心部に芝貼りを進めていった。芝生を貼り終えると、芝同士の間を埋めるために冬芝の種を混ぜた土をまき、全員が芝の上を歩いて踏み固めた。

午前8時30分すぎに始まった植栽は約1時間で終了。参加者は一様に満足した表情だった。梅園小学校6年の喜多文香さん(12)は「芝生の植え方が分かって良かったです。今までは、土ばかりで暗いイメージがあったけど、芝生を植えたことで明るくなったような気がします」と喜んでいた。

今後は養生のために柵が設けられ、造園業者が補修と水やりを実施。早ければ11月上旬ごろには柵が撤去されるという。

芝生の植栽は平成20年度からのワークショップ(計8回)などを経て、今回初めて実現。今後は全面芝生化に向けて取り組む。資金源は21年度から徴収されている県税「あいち森と緑づくり税」。予算250万円のほとんどは補助金で賄われている。


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