東海愛知新聞バックナンバー

 2月17日【木】

平成22年分 確定申告スタート

岡崎幸田 税理士会が無料相談会

平成22年分の所得税確定申告の受け付けが16日、全国各地の税務署などでスタートした。主な対象は、個人事業主や年収2,000万円以上の会社員、中途退職で年末調整を受けていない人などで、岡崎税務署などでは早朝から納税者の長蛇の列ができた。所得税・贈与税は3月15日まで、消費税は3月31日まで。(竹内雅紀)

確定申告は、税務署に直接出向いて書類を提出する以外に、自宅や事業所などからオンラインの国税電子申告・納税システム(e-Tax)を使用しての申告も可能。24時間対応のe-Taxは住基カードを使って、期限内に申告すれば最高で5,000円の税額控除が受けられる。昨年の利用率は全国で約45%だった。

岡崎税務署ではこの日、早朝から多くの納税者が詰め掛け、署員からe-Taxの説明や申告書のチェックを受けていた。同署では、20、27日の日曜日も申告を受け付ける。

税務署が入居する岡崎合同庁舎玄関前では、岡崎納税貯蓄組合連合会(山本雅樹会長)と岡崎間税会(田口竜也会長)による街頭広報車の出発式が行われた。

山本会長は「納税意識高揚の一環として、毎年実施していますが、今年も早期申告、期限内納税を皆さんで呼び掛けていきましょう」と、成沢克利署長をはじめ集まった約30人の関係者にあいさつ。田口会長は「税務署の混雑解消のためにも、さらなるe-Taxの普及に努めましょう」と呼び掛けた。広報車は、関係者らに見送られて管内(岡崎市、幸田町)を巡回した。3月1、16日にも街頭広報を行う。

東海税理士会岡崎支部(野村政弘支部長)はこの日から、社会貢献活動の一環として、岡崎市、幸田町内の9カ所で確定申告の無料相談会を始めた。

各会場では、2〜4人の税理士が、前年所得が300万円未満の納税者の相談に対応。市役所西庁舎のロビーでは午前中に1時間30分待ちの状態になるなど行列ができた。

同支部では納税者から申告書を受け取り、税務署への提出も行っている。代理提出件数は、例年約1400件という。野村支部長は「気軽に相談してください」と呼び掛けている。

相談時間は午前9時30分〜午後4時。場所などの問い合わせは、同支部事務局(25―6622)へ。


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