東海愛知新聞バックナンバー

 2月2日【水】

60歳代の人たち懐かしい

ビートルズとその時代
岡崎市美術博物館企画展

岡崎市美術博物館で企画展「スウィンギン・ロンドン50-60―ビートルズとその時代」展が開かれている。会場にはビートルズ世代と呼ばれる60歳代の人たちの姿が目立ち、懐かしそうに170点の展示品に見入っている。(岩月健)

■ロンドン発・都市文化

1950年代から60年代のイギリスはビートルズがアイドルとなった。斬新で個性的・刺激的なものを求める若者によって新しい都市文化が誕生し世界に発信され、「スウィンギン・ロンドン」と称された。同展では50年前半から70年までに流行したファッション、工業製品、音楽などを展示して当時のライフスタイルを紹介。

ブリティッシュ・モーター・コーポレーション社製の人気小型車「ミニ・ヒーリー カブリオレ」(59年)、ホンダ製の「オートバイ ドリームC77」(63年)、ポータブルテレビ、トランジスタラジオ、家具や食器類も展示されている。

目玉は、同館の村松和明学芸員が東京のコレクター宅で発見したビートルズのメンバー、ポール・マッカートニー直筆サイン入りのソニー製9ポータブルテレビの請求書(納品書)と同型のテレビ。また、ロックの黄金時代を築いた「レッド・ツェッペリン」のジミー・ペイジから直接借り受けたエレキギターや舞台衣装は日本初公開。

一昨年1月にビートルズのふるさとリバプールに3日間滞在したという市内百々町の藤山尊司さん(67)夫妻は、「ビートルズの展覧会と聞いて来ました。向こうでは記念館も見てきたので、懐かしく思い出しています」と話していた。

展覧会は3月21日まで。月曜日休館。観覧料は一般800円、小・中学生400円(岡崎市内の小・中学生、各種障がい者手帳の交付を受けている人と介助者は無料)。


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