東海愛知新聞バックナンバー

 1月14日【金】

温かい善意続々

岡崎 養護施設などに文具や現金

漫画「タイガーマスク」の主人公・伊達直人などを名乗り、全国各地の児童養護施設などへのプレゼントが相次ぐ中、岡崎市内でも13日までに2カ所で同様の寄付があった。 (竹内雅紀、今井亮)

岡崎市大西町の児童養護施設「岡崎平和学園」で11〜13日、ランドセルや文房具、現金の寄付があった。 11日夕にはランドセル6個が寄付された。同日昼に市内の60代男性が電話で新1年生の人数を施設に確認し、家族が来所。「タイガーマスクの活動に触発された」と話していたという。

12日夕には、30代の女性が来所。多数の鉛筆、はさみ、道具箱などを寄付。「新1年生の子どもたちに役立ててほしい」と希望した。

13日朝、郵便受けに現金5万5,000円が入った封筒を、男性職員が発見。同封の用紙には「『♪人の世に愛がある 人の世に夢がある その美しいものをまもりたいだけ わずかですが、本当に必要なものの足しにしてください。強く あたたかく 優しい人になれるといいね。感動とは感じて動くと書くんだなぁ』伊達直人に感動したデビルマンより」と書かれていた。

上川清玄園長は「大変ありがたい。現金については、新1年生6人の入学式用の服と靴の購入に充てたい」と感謝していた。

市役所西庁舎の西側通用口付近で13日午前10時ごろ、野菜やカレールウが入ったカレーセット6パックや米2キロ、菓子が入った段ボール箱が見つかった。箱には「寒い日が続きますが、カレーを食べて皆で温まってくださいね」などのメッセージと、野球漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬の名前が書かれていた。

市では、段ボールの中身を市内の「岡崎平和学園」と米山寮の「プティヴィラージュ」に届けるという。


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