東海愛知新聞バックナンバー

 10月31日【日】

和讃合唱など世界に生中継

岡崎 淨妙寺で「お待ち受け法要」

岡崎市中之郷町、淨妙寺(天白真央住職)で30日、「宗祖親鸞聖人750回御遠忌お待ち受け法要」が営まれ、この日のために編成された女性合唱団の「和讃合唱」などが披露され、インターネットを通じて世界に生中継された。(大津一夫)

六ツ美地区の17寺で組織する真宗大谷派岡崎教区六ツ美組(組長・稲前恵文本光寺住職)が、「すべての命は等しく尊い」という仏教の教えを広く伝えようと、初めて企画した。インターネットでの生中継は全国でも珍しいという。

9月から地域の信者らから合唱団員を募集。応募した約90人の女性が9月に2回、10月は4回の練習を重ねてきた。

緑色の肩衣をかけた合唱団が、仏教の教えを分かりやすい日本語にした「和讃」の曲を披露。参拝者の中には手を合わせて聴き入る人もいた。

本堂にはカメラ2台が設置され、担当者が端末機を操作して中継した。約200人が集まった会場には、「法要の様子は世界に生中継されています」というアナウンスが流れた。

続いて小中学生34人が、親鸞聖人の伝記絵本を朗読。絵本がプロジェクターで映し出された。午後からは伝統的な法要が営まれ、大谷大学名誉教授・古田和弘さんの記念法話もあった。

インターネットで録画映像を見ることができる。「六ツ美組お待ち受け法要」で検索。


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