東海愛知新聞バックナンバー

 10月19日【火】

ツキノワグマ射殺

豊田市小原地区
イノシシ用の檻に入る

豊田市小原地区の大ケ蔵連町で18日、ツキノワグマがイノシシ用の捕獲檻(おり)に入っているのが見つかり、猟友会が射殺した。市内では8月からこれまで23件の目撃情報や痕跡の情報が寄せられているが、射殺されたのは初めて。

この日午前7時ごろ、地元の住民から猟友会を通じて市役所と豊田署に通報があった。檻の中のクマが暴れて近づけない状態で、檻が壊される危険があったため猟友会員が射殺。渡刈町の渡刈クリーンセンターで焼却処分された。

クマはオスの成獣で体長1.65メートル、体重80キロ。

この日は藤岡地区の北一色町でも午前8時10分ごろ、イノシシ用の捕獲檻にツキノワグマが入っているのが確認された。その後、猟友会の会員らが現地に駆け付けたところ、檻が壊され既にクマは逃げたあとだった。

市では藤岡地区の全自治区長にファクスで緊急連絡し、防災行政無線と広報車で注意を呼び掛けている。


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