東海愛知新聞バックナンバー

 10月14日【木】
三河湾ネットワーク制作「わしらの幸田23」

“東海一”に

CATV27局番組コンテスト

幸田町と蒲郡市を放送エリアに持つケーブルテレビ局「三河湾ネットワーク」(同市港町)が制作した番組「わしらの幸田23」がこのほど、東海4県のケーブルテレビ局自主制作番組コンテストで最優秀賞を獲得した。制作担当者の平出さつきさん(27)は「賞よりも取材先の方々が喜んでくれたことの方がうれしい」と、はにかんでいる。(竹内雅紀)

「わしらの幸田23」は、昨年5月にスタートした地域密着型のレギュラー番組。平出さんが1人で取材、撮影、編集、ナレーションをこなし、町内23区の特色を紹介する。隔月(奇数月)放送で時間は14分間。同町が年間160万円を出資している。

コンテストにエントリーしたのは、町内で最も小さい新田区を紹介した回。内容は、区の歴史や祭り、区民の地元自慢、家族の紹介など盛りだくさん。出演者の生き生きとした表情が受け、地域に根付いた番組と評価され、記念すべき第1回のコンテストで応募27局の頂点に立った。

「番組開始当初は不安でいっぱいだった。賞には正直驚いた。地域のまとまりがある幸田だからこそできたと思う。取材に協力してくれた皆さんのおかげ」と謙遜(けんそん)する。

小牧市出身の平出さんは、平成19年9月に同局に就職。幸田町担当は3年目で「まだまだ知らない部分も多く、取材中に新たな発見がある」と話す。地デジPR大使「けーぶるGIRLS」も局を代表して務め、レギュラー番組を3本抱える多忙な日々。

「わしらの幸田23」は現在、10区目を取材中。番組は平成25年1月まで続く。「これからも皆さんに愛される番組を制作したい」と受賞後も変わらぬ姿勢で臨むことを誓っている。


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