東海愛知新聞バックナンバー

 8月24日【火】

中国などから観光客誘致

岡崎 豊田、安城両市と連携

岡崎市は23日、豊田、安城の両市と連携して、今年度から広域連携観光客誘致事業に取り組むと発表した。徳川家と、始祖である松平家にゆかりのある3市の知名度アップと、徳川家康ブームに沸(わ)く中国をはじめとした国内外の観光客誘致を図る。岡崎市では初年度の事業費負担分の384万円を、9月1日に開会する同市議会9月定例会に補正予算として計上する。

3市では10月、3市の観光協会も構成員に含めた「(仮称)三河家康公の旅歓迎団」を設立する。3市と県の補助金を合わせた事業費は960万円。

事業では、岡崎城がある岡崎公園大樹寺、豊田市の松平郷(松平城跡・松平東照宮・高月院)、安城市の安祥城址(安祥城址公園・安城市歴史博物館)など、徳川・松平両家ゆかりの地を結ぶ史跡回遊ルートを設定。日本語、英語、中国語、韓国語で表記したルートガイドブックをはじめ、国内外の旅行代理店に向けて無料配布するプロモーションDVDを制作し、観光客誘致を働きかける。

一方、岡崎市では外国人観光客を受け入れる体制として、岡崎公園内の岡崎城や三河武士のやかた家康館内の展示説明を多言語化。公園内の各施設個別の多言語プロモーションDVDも制作する。


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