東海愛知新聞バックナンバー

 7月23日【金】

振り込め詐欺被害は4.7倍増

犯罪総件数21%減少
岡崎署管内1〜6月まとめ

今年1〜6月の岡崎署管内(岡崎市、幸田町)の刑法犯認知件数が、前年同期比21.7%減の2537件だったことが、同署のまとめで分かった。県内全体でも減少傾向にあり、同署では引き続き防犯対策を徹底し、犯罪抑止に取り組むとしている。

同署生活安全課によると、刑法犯認知件数は豊田署、名古屋中署、一宮署に次いでワースト4。減少率は、県内全体(13.0%減)よりも高くなっている。

特に顕著だったのは窃盗犯で22.2%減の1952件。このほか、侵入盗は27.7%減の310件、自動車盗はほぼ半減(50.4%減)の59件、自転車盗は26.0%減の398件。部品ねらいや車上ねらいの自動車関連盗、コンビニ強盗も減少した。

一方でオートバイ盗と自販機ねらいは増加。オートバイ盗は40.0%増の91件、自販機ねらいは66.0%増の83件だった。また、振り込め詐欺被害は14件で、11件増加した。

学区別でみると、羽根学区(202件)、広幡学区(168件)、岡崎学区(124件)がワースト上位を占めた。

同署生活安全課では「防犯対策の効果が表れている」と一定の評価をした上で、件数の多い自転車盗の取り締まり強化や急増した振り込め詐欺抑止などに力を入れるとしている。


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