東海愛知新聞バックナンバー

 5月14日【金】

懐かしの駄菓子屋 あすオープン

車いす生活の杉浦さん経営

岡崎市欠町中通2にあす15日、「杉くんの駄菓子屋」がオープンする。経営者は、小学5年生から車いすで生活をしながら、障害者の自立を支援する杉浦幸博さん(31)=同市洞町。「地域の方と触れ合えるきっかけづくりにしたい」と意気込んでいる。(竹内雅紀)

杉浦さんは先天性脊髄(せきずい)性筋萎縮症で、高校卒業後は障害者の相談事業所で相談員を務めたり、市内の小中学校で車いすの指導をしたりしている。「地域で当たり前に暮らせるように、障害者の自立を応援しています」

駄菓子屋には、ガムやあめ、風船、スーパーボール、シャボン玉、サイダー、ラムネなど懐かしい商品が計約100品。価格はほとんどが10円、一番高い物で150円。子どもたちには遊び場として、大人には昔を振り返る場として楽しめる空間となりそうだ。「子どもたちには100円玉1つで幾つも商品が買える駄菓子屋を知ってもらいたいですね。また、さまざまな人との出会いによって、1つのコミュニティーができればいいかなと思います」

駄菓子屋の隣には、コミュニティースポット「ほっとcom(カム)」があり、イベントや地域の人たちの交流の場として利用できる。営業時間は午前10時〜午後5時。オープン後、1カ月間は無休。15、16日は、来店者全員に棒菓子1本プレゼントとヨーヨー風船体験ができる特典付き。問い合わせは同店(83-7018)へ。


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