東海愛知新聞バックナンバー

 4月28日【水】
岡崎・星野努さん

緑化推進功労 総理大臣賞

林業50年「国土保全に徹底的な間伐を」

岡崎市額田地区で農林業を営む星野努さん(75)=同市毛呂町=が、内閣府の緑化推進連絡会議が個人・団体の緑化推進運動の功績をたたえる「緑化推進運動功労者表彰」で、内閣総理大臣賞を受賞した。星野さんは27日、岡崎市役所を訪れ、柴田紘一市長に喜びを語った。

星野さんは個人表彰3人のうちの1人に選ばれ、今月23日に憲政記念館で行われた受賞式に出席。13団体も受賞した。

林業を受け継いできた家に生まれたことから、「恩恵を受けてきた山には愛着があります」と星野さん。26歳から山に入り、約50年間の経験を持つ。現在も週に1、2回は山に入り、枝打ちなどの作業をこなす。

昭和51(1976)年には、旧額田町の林業家が集まって研究に取り組む「額田町林業クラブ」を設立し、初代会長として育林技術の普及に尽力してきた。

同62年には、柱材となるヒノキの山林1ヘクタールあたりの単価を上げる50年計画「育林技術体系」を発表した。星野さんが暮らす形埜学区の形埜小学校と、額田中学校の児童生徒に対する林業体験学習の指導にも力を入れている。

星野さんは「国土保全のためには、国内の山林の徹底的な間伐が必要。豪雨のたびに各地で河川氾濫(はんらん)や土砂崩れが発生するのではと心配しています」と警鐘を鳴らし、「子どもや孫に良い山を残したいと取り組んできました。今後も山の大切さを理解してもらえるよう力を入れていきたい」と話していた。


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