東海愛知新聞バックナンバー

 10月18日【日】

「岡崎二十七曲り」描く

柄澤さんが手ぬぐいに

岡崎市中岡崎町のペン画家、柄澤照文さん(60)が、「岡崎二十七曲り」をユニークに描いた手ぬぐいを制作した。17日に行われた「岡崎二十七曲り 寄り道・脇道『食べ歩き』ツアー」(同市、岡崎商工会議所など主催)で参加者に配られたほか、ツアーのコースになった街情報ステーションでは柄澤さんによる来年の干支(えと)「寅(とら)」の置き物の実演販売もあった。

手ぬぐいは縦36センチ、横1メートル。岡崎城をはじめ、八丁味噌(みそ)蔵、江戸時代の欠町にあった茶屋の名物「淡雪豆腐」、矢作川と菅生川を通って塩やお茶などの物資を運輸していた「五万石船」など、矢作橋から欠町までの名物、名所をカラーで描き、当時の特徴が一目で分かる。

手ぬぐいの周りは、柄澤さんが資料を当たって独自に調べて描いた大名行列と朝鮮通信使が取り囲み、イラストに華やかさを添える。手ぬぐいは街情報ステーションと、18日まで乙川河川敷で開かれている「ストーンフェア」会場で、1枚800円で販売している。

一方、一足早く制作された干支の置き物は、カラフルな小サイズ(500円)から大サイズ(5,000円)までの4種類。この日、街情報ステーションを訪れた人たちは、目の前で色づけされていく置き物に「かわいいね」と、足を止めていた。


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