東海愛知新聞バックナンバー

 10月16日【金】
全国間伐・間伐材利用コンクール

幸田・坂崎小が審査員奨励賞

ブランコやベンチ手作り

5,6年生が里山を守る活動を年間を通して行っている幸田町坂崎小学校は、間伐材推進中央協議会主催の平成21年度間伐・間伐材利用コンクールで上位賞の審査員奨励賞を受賞した。

6年生37人は昨年度、野外学習で岡崎市千万町町地内で額田林業クラブ会員の指導のもと、スギの木の間伐を体験した。そして、間伐材約100本を譲り受け、学校でブランコとペンダントを製作することになった。

木材の加工は児童にとって初めて。大工経験のある祖父2人に教えてもらいながら、木を切ったり、削ったりしてブランコ4台と間伐材を輪切りにして絵や文字をペインティングしたペンダント400個を作り上げた。

ブランコ2台は学校に設置して学校中で利用。あとは近くの保育園と幸田町民会館に1台ずつ寄贈した。

この活動をコンクールに応募。高い評価を得た。

今年度になって6年生は1学期に間伐材と竹を組み合わせたベンチ10脚を製作して町内の4施設に寄贈。2学期にも15脚を製作する予定。

担任の池田和博教諭は「地域の人たちと行う間伐や里山を守る活動、間伐材を利用する活動から、児童は山仕事の大切さや面白さを体感し、自分たちの活動が人々の役に立っていることに喜びを感じるようになった」と話した。


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